どう行動するべきか迷った時には

 生活相談員は毎日デイサービス内で多くの業務を請け負うことになります。その際、新米相談員であれば三か月を経過したあたりから、毎日何を指針にしてどのように行動をすればいいのか迷いが生じるということが発生しがちです。基本的に上司の指示がなければ動けない相談員というのは業務に支障をきたしやすいです。交代する要員も含め、数人の生活相談員がデイサービス内では仕事をしていることが多いですが、利用者の様子を見て自分で考え、行動できるようになることが必須です。
 そして、忙しい現場では教わったり、学んだことをうっかり忘れてしまうという人も多くいます。一日の終わりに振り返って思い出せるように記録を取る習慣をつけておくことが重要です。これは利用者の状態変化などにも同じことが言えます。さらに、介護の現場というのは、効率的に仕事を進める要素がかなり重要視されます。書類整理や情報共有、施設内の状況管理などが効率よく行えるよう、自分なりの工夫が必要です。
 加えて、利用者との面談や医療職、介護職など他部署との調整も担う生活相談員は相手がどのように感じるのか、あるいは受け止めるのかを想像できる能力も求められます。頭をフル回転させ、想像力や観察力を身につけることが大切です。これまでのことを実行に移し、達成したいことへのイメージを描くことができれば、何をすればいいのか、どう行動すればいいのかを見失うことはありません。また、日ごとや週ごと、月ごとに業務を分けて考えることも効率よく動くための工夫です。